【基礎】日本史の勉強方法【入門編】

勉強法

日本史の勉強方法

皆さん大学受験の日本史の勉強は捗っていますか?捗っているという方はその調子で受験に向けて頑張って下さい。「日本史の勉強って何から始めたらいいの?」「勉強してるのに全然頭に入ってこない」「これから日本史の勉強を始めます」という方は是非この記事を読んでこれからの勉強の参考にしてみてください。

この記事では、日本史の勉強方法の入門編となりますので、日本史A・日本史Bをまとめて日本史と表記しています。

どこまでが学習範囲かを明確にする

さて、日本史の勉強を始める前に必要なことがあります。それは、あなたが志望している大学はどの程度の知識まで求められるかということです。

大学のレベルによって一問一答レベル・教科書の本文レベル・教科書の注釈レベル・資料集レベルと出題される内容に大きな差があります。

まずは、自分の志望する大学はどのレベルの問題まで出題されるのかを日本史の勉強を始める前に明確にしておく必要があります。

まずは歴史の流れをつかむ

さぁ、自分が受験する大学の出題レベルが把握できたら、日本史の勉強を本格的に始めていくこととなります。

日本史の勉強において最も重要なことは、「歴史の流れをつかむこと」です。

江戸時代や明治時代といった具合に、時代単位で勉強をする人がいますが、なぜ江戸時代から明治時代へと移り変わったのかという流れを抑えて勉強していくことが大切です。

物事には原因と結果が必ず存在します。歴史は原因と結果の繰り返しで出来ています。この原因と結果を意識しながら歴史の流れをつかんでいくことが非常に重要となってきます。

大まかな流れをつかんでから細かな流れをつかむ

前段で歴史の流れををつかむことの重要性をお伝えしましたが、もう少し掘り下げて説明していきたいと思います。

歴史の流れをつかむといってもいきなり全ての流れをおさえる事は難しいと思います。なので、まずは歴史の大まかな流れを掴んでから細かな流れを掴んでいくことがオススメです。

例えば、「江戸時代のペリー来航の結果、日本は開国を迫られその流れで幕府の求心力が低下し、明治時代を迎える」これは大まかなな時代の流れとなります。

もう少し細かく流れを掴んでいくと、「ペリー来航の結果、翌年幕府は日米和親条約を結び鎖国から開国に方針転換を行いその結果朝廷の権威が高まり尊皇派や攘夷派といった形で国内の意見が分かれ攘夷は難しいので、尊皇討幕の流れとなり明治時代を迎える」これは先ほどより細かな流れのつかみ方となります。

もちろん、この後日米修好通商条約や薩英戦争などなど出来事はたくさんありますが、大まかな流れを徐々に細かく掘り下げていくことで、より出来事同士の因果関係が分かりやすくなってきます。

具体的な勉強法

歴史の流れをつかむことが如何に大切かは分かって頂けたと思いますが、「じゃぁ、実際どうやって勉強していけばいいの?」という受験生も多いと思いますので、ここでは、具体的な勉強法をお伝えしていきます。

日本史の勉強の一番スタンダードな方法は教科書に沿って学習していくことです。

教科書を読みながら歴史の流れをつかんでいくことが大切です。ここで注意すべき点が2つあります。

1つ目は教科書を読んで書いてあること全てを一度に覚えようとしないことです。日本史の勉強のスタートは流れをつかむことにあるので、読んだページを都度覚えようとすると必ず行き詰まってしまいます。

教科書は何回も読むことを前提とし、最初のうちは流れをつかむことのみを意識しましょう。

2つ目は教科書は年代が前後することがよくあるので、教科書の後ろについている年表と照らし合わせ出来事の順序を正しく把握することです。

以上の2つに注意して教科書での学習を進めてみて下さい。

※日本史Bの教科書の選び方も重要です。山川の教科書は受験生の約6割が使っています。そのため補助教材も多いです。デメリットとしては若干内容が難しいので理解しにくい部分が出てくる可能性があります。新選日本史Bはカラーで図表が多く説明も分かりやすいですが、デメリットとして出てくる語句数が少ないです。

教科書も自分の志望大学に合わせて選ぶのがオススメです。

まとめ

今回は日本史の勉強の方法の基礎について記事を書いてみました。今回書いた内容は基礎の部分となりますので、流れをつかむことが出来たら当然勉強の方法も次のステップへと進むこととなります。

次のステップに関してはまた別の記事でご紹介したいと思いますので、今しばらくお待ちください。

日本史に限らず勉強の方法や方向性で悩んでいる方はこちらの記事も参考にしてみてください。

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